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副作用を最小限にする乾癬の治療法

乾癬治療では、外用薬・内用薬・光線療法の3つが基本となっています。

それぞれに効果と副作用があるため、上手に組み合わせておこなうことが大切です。

組み合わせる方法としては、複数の治療法を同時におこなう「コンビネーション療法」と、期間ごとに切り替えていく「ローテーション療法」の2つに大別されます。


■コンビネーション療法

2つ以上の治療法を同時におこなうことで、単独よりも効果が期待できます。

また、薬の使用量や光線の照射量を少なくすることができますので、副作用を抑えられるメリットもあります。

たとえば2つ以上の外用薬をいっしょに使う、外用薬と内服薬を組み合わせる、薬と光線療法を組み合わせる、などが考えられます。



■ローテーション療法

乾癬治療に用いる薬や光線療法は、効果が強ければ強いほど副作用も強くあらわれるのが一般的です。

そこで一定期間ごとに治療法を切り替えながらおこなうのがローテーション療法になります。

たとえば光線治療の「PUVA療法」をおこなった後、レチノイドを服用し、次にシクロスポリンを服用するといった治療の流れが考えられます。

PUVA療法とシクロスポリンの副作用は似ているため、連続して使わないよう順番が考慮されています。

またローテーション療法の一環に、「シークエンシャル療法」というものがあります。

これは効果の強いものを治療の初期に集中的に用いて、症状が改善されるごとに徐々に副作用の少ないものへ移行していく方法です。

たとえば外用薬の場合、ステロイドは初期に導入し、やがてビタミンD3へと少しずつ切り替える、という方法がよくみられます。

最終的にはビタミンD3のみにして、症状が強い時だけステロイドを使うのが
目標です。

シークエンシャル療法のメリットは、症状に合わせて治療法を変えることで長期間にわたって症状の軽い状態を維持できることにあります。

医師と相談の上、患者さんにとってつらくない治療法の組み合わせを選択しましょう。